菓子折がわりに沢山飲んだ

吉祥寺ブリッジ閉店後行方の知れなかった青井さんが実は三鷹本店の店長にご栄転なされていると聞いたので、うらさんと一緒におめでとー言いにいきました。2Fにあるバーンズにはよく顔を出すけど、ブリッジはほんと久しぶり。
序盤「アイラは卒業するのだ」と息巻くうらさんが果敢にスペイサイドに切り込む横で、オレはといえばブラッディシーザー飲んだりモヒートすすったり。
しかし後半には青井店長の巧妙な策略によるジャパニーズウィスキー祭りへ移行。

で、この写真の右。
1976年に川崎で(!)蒸留されたグレーン(!)のカスクが2009年になって山梨の蒸留所で発見されたので瓶詰めしちゃいました、というレアなんだかイロモノなんだかわからないようなブツをいただきまして。グレーンだから甘いんだけど、ものっすごい複雑な味。
どうやら70年代の日本のウィスキー市場はブレンデッド至上主義であり、シングルモルトの蒸留で一定の成果を得た国内ウィスキー業界が「ならば当然、次はブレンド用のグレーンだ」ということでできたのがコイツ、ということらしい。その後実際にグレーンウィスキーの国内生産が成功といえる水準に達したのかどうかは知らないが、時代が下るに従ってシングルモルトが脚光を浴びるようになってきたことを考えると、あまりたくさんは出なかったのかな、とも思う。
そしてもちろん、川崎の蒸留所は現存しない。

まんなかの余市もうまかったよー。余市おいしいよ余市


おお、それとこんなの買ったんだった。

陸奥八仙 純米吟醸生詰 ∞(無限)
茶ラベルの直汲み生原酒よりすこし柔らかいかな、という印象。
ぐいぐい行ける度で言えば、アル添シリーズと生原酒の中間ぐらい。うまいよ。