かぶら家

仕事帰りに吉祥寺で買い物をすませ、日本酒な気分だったので某氏に託宣を求めたところ「かぶら家へ征くがよい」とのお達しあり
3年ぶりかな。もっとかな。
入ってまずは生を飲み干して、さーなんにしよかな、とカウンターのお姉さんに声を掛ける。
十四代は今なにがありますか」
「全部ありますよ」
「!!」
十四代が全部ある、ということのスゴさはまあちょっと調べたらわかると思うので興味のある方はどうぞ。ここでは割愛。
で結局、純吟の愛山と、次に美山錦を飲んだ。愛山はまあ予想通りな感じ(つまりうまい)だったけど、美山がものすごかった(つまりすごくうまい)。なんつうか「化けた」かんじ。旨味の乗り方がどちらかといえば地味なイメージの美山錦とは掛け離れている、ってぐらい艶やかで、言うなれば田舎の垢抜けない女の子が東京に出てきたらすごいことになってましたっていうぐらい。何いってんだオレ。
もちろん満足して帰りました。お姉さんにも顔覚えられたな、あれは。色男はつらいぜ。ほんとは別の意味でツラいんだけどな。